釣りを始めたばかりの初心者の方や、旅行で沖縄に訪れる観光客の方は
- 沖縄には危険な魚はいるのか
- 危険な魚を釣ってしまった場合の対処法
など、わからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は
- 沖縄で比較的よく釣れる毒魚
- 毒魚が釣れてしまった場合の対処法
- 毒魚は食べられるのか?
などを紹介していきます!
この記事を書いている私ごんちゃんは
- 沖縄生まれ沖縄育ち
- 釣り歴20年
- 沖縄で年間100匹以上魚を釣っている
ので、沖縄で釣れる魚は大体把握しています。
この記事では沖縄で釣れる毒魚を4種紹介しているので、もし釣れてしまった場合に対処に困ることがなくなります。
沖縄でどんな毒魚が釣れるのか、対処法があるのかなどを知りたい方は是非最後まで読んでいってください!
それでは紹介していきます。
コンテンツ
沖縄で釣れる毒魚①
アイゴ類
アイゴ類は沖縄でエーグヮー(アミアイゴなど)やカーエー(ゴマアイゴ)と呼ばれ、漁港などでよく釣れる魚です。
アイゴ類は引きが非常に強く、特にカーエーは専用の竿や仕掛けが売られるほど沖縄では人気のターゲットとなっています。
そんなアイゴ類ですが、背びれや腹ビレに毒をもっています。
刺されると患部が赤く腫れ、ズキンズキンとした痛みが長時間続きます。
著者も刺されたことがありますが、痛みが長時間続きアイゴ恐怖症になりました。。。
刺されてしまった場合の対処法
アイゴ類に刺されてしまった場合は、患部を温めると良いとされています。
アイゴの毒はタンパク質系の毒なので、温めると分解されるとのことです。
50度ぐらいのお湯に患部を20分〜30分ほど浸すといいと言われています。
アイゴが釣れた場合は、手で触らずに魚掴みバサミ(釣具屋に売っています)で掴み、刺されないように注意しましょう!
アイゴは食べれるの?
アイゴ類は食べることができます。
沖縄のスーパーには普通に売っていて、マース煮(塩煮)や刺し身で食べられることが多いです。
アイゴ類は藻を主食としているため、個体によっては臭う事もあります。
釣れて食べる際には、出来るだけその日で内蔵を処理して調理をするようにしましょう!
沖縄で釣れる毒魚②
ミノカサゴ
ミノカサゴは全国に分布しており、沖縄の漁港などで普通に見られます。
水槽や水族館で見たことがある人も多いのではないでしょうか。
あまり釣れることはありませんが、エサ釣りをしていると稀に釣れることがあります。
ミノカサゴは、背びれ、尾びれ、腹ビレに毒を持っており、刺されると刺されると1週間ほど痛みが続くこともあります。
釣れた場合は絶対に手で触らないようにしましょう!
刺されてしまった場合の対処法
ミノカサゴの毒はアイゴ同様、タンパク質系の毒なので50度前後のお湯に20〜30分ほど患部を浸しましょう。
釣れた場合は、フィッシュグリップを使って口元を掴んで針を外しましょう。
魚を挟むタイプの道具を使うと、ミノカサゴが暴れた際に毒針が刺さってしまう恐れがあるので、フィッシュグリップがおすすめです。
ミノカサゴは食べれるの?
ミノカサゴは食べれます。
身は白身になっていて癖がなく美味しいそうです。
煮付けやバター焼きなど、火を通した料理がおすすめとのことです!
ミノカサゴを捌く場合は、ヒレというヒレを全てハサミなどで切り落としてから調理するようにしましょう。
著者もまだ食べたことがないので、いつか挑戦してみたいです。。!
沖縄で釣れる毒魚③
ゴンズイ
ゴンズイは全国に分布しており、漁港で群れを作って泳いでいる姿を良く見かけます。
その群れはゴンズイ玉とも呼ばれ、様々な形に変化するため、初見の人はとても驚くと思います。
餌釣りをしていると釣れることがあり、1匹釣れ始めると立て続けに釣れることが多いです。
ゴンズイも背びれ、腹ビレなどに毒をもっていて、刺されると患部が赤く腫れ上がり痛みが長時間続きます。
ゴンズイの毒針はカエシのようになっていて、一度刺さるとなかなか抜けないとされています。
刺されてしまった場合の対処法
ゴンズイに刺されてしまった場合は、これまでの魚と同様に50度前後のお湯などで患部を温めましょう。
口が小さいため、釣れた場合は魚掴みバサミで体を掴んで針を外しましょう。
ヌルヌルとしていて滑りやすいので、針を外す時にうっかり刺されてしまわないように注意しましょう!
ゴンズイは食べれるの?
ゴンズイは食べることができます。
地域によってはゴンズイを食べる地域があるそうで、その地域では味噌汁などにして食べられるとか。
ちなみに沖縄では食べている人を見たことがありません。
ゴンズイもミノカサゴ同様、ヒレをすべて切り落としてから調理するといいでしょう。
どんな味がするか気になりますね〜。いつかは食べてみたい魚です!
沖縄で釣れる魚④
ソウシハギ
ソウシハギは沖縄ではセンスルーと呼ばれ、基本的にどこでも見られます。
見た目で明らかに毒を持っていそうな魚ランキング1位です。(個人的に)
ウキ釣りなどをしていると良く釣れます。
体長は大きいもので80センチにもなりますが、引きは弱く完全に外道な魚です。
ソウシハギは内臓にパリトキシンという毒を持っており、食べてしまうと激しい筋肉痛、呼吸困難、痙攣、麻痺などの症状が現れ、最悪の場合は死に至ります。
ソウシハギを触ること自体は問題ないので、釣れた場合は速やかにリリースしましょう。
食べてしまった場合の対処法
もし肝臓を食べてしまった場合の対処法はありません。
命の危険に関わるのですぐに病院へいきましょう。
ソウシハギは食べれるの?
ソウシハギは食べることができます。(非推奨)
ここまで散々ソウシハギの危険性を紹介してきましたが、沖縄の一部の人はソウシハギを食べます。
実は著者も食べたことがあります。
食べるといっても毒がある肝臓ではなく身の部分です。
身の部分は淡白な白身になっていてクセがなく美味しいです。
著者は刺し身でいただきましたが、臭みもなくて食べやすかったです。
しかし、処理をしている時に肝臓が身についてしまって、毒を気づかずに食べてしまう可能性などもあると思うので、食べないほうが無難です。
どうしても食べたい!という方は自己責任でお願いします。
まとめ
今回は沖縄で釣れる毒魚を紹介しました。
紹介した魚はもちろんですが、釣りをしていて知らない魚が釣れた場合には触らないようにしましょう。
フィッシュグリップや魚掴みバサミを使うことがおすすめです!
まだまだ海には危険な生物がたくさんいるので、正しい知識をつけて安全に釣りをしましょう!
以上、ここまで読んで頂きありがとうございました。